家づくりの基礎知識4

クレームの無い家づくり
建築基準法は最低限の基準を定めているだけであるので建築基準法を満足しているだけでは良質な住宅とは言えません。
まだまだ建築業者の中には建築基準法を満足していれば良いという会社が多いのが現実です。

住宅産業は最もクレームの多い産業と言われています。クレームで一番多いのが建物の揺れに関する事です。

建築基準法では梁のたわみは1/300と決められていますが、4mの梁では1.34cm、5mでは1.67cmたわむ事になります。これでは不快な揺れがおきても不思議ではありません。
一般の梁では1cm、扉上部の梁では0.5cm以下に納める事をお勧めします。

木造、鉄骨造で風が強い日に建物が揺れるというのをよく聞きますが、建築基準法で定めている数値よりも建物の変形を小さくすれば、不快と感じない程度にまで揺れをおさえる事ができます。

建物は地震時に変形する事によって力を吸収しているので揺れを完全になくすのは無理ですが、自社基準で梁、建物の変形量を建築基準法よりも厳しく設定し、より良質な住宅を供給している会社もあります。
プレハブ住宅(工業化住宅)のメリット・デメリット
プレハブ住宅のメリットは工場での部材の加工が多く現場での施工ミスが少なくなるというのが一番のメリットでしょう。
工期が短いというメリットもあるのですが、工期が短い分が価格に反映されていない会社もあるので、価格に反映されている会社をさがす事がメリットを大きくします。
どこかのホームページで見たのですが、あるプレハブ会社の社長さんが住宅を工業化し住宅価格を半分にすると言っていたのに実際には会社の利益だけを倍にしたという笑い話がのっていましたが、私自身は施工ミスが少ないだけでも十分なメリットはあると思います。

デメリットはあらかじめ決められたデザイン、仕様の中から選ぶので、プラン、デザインに制約がある事です。
住宅品質確保促進法で欠陥住宅はなくなるか?
住宅品質確保促進法では建物に欠陥が見つかった場合に補修や損害賠償をしなくても罰則規定はありません。
裁判になった場合も従来通り建築主が証拠を裁判所に提出しなければなりません。
一部の悪質業者から建築主を守る為にこの法律ができたと思うのですが、これでは本当に欠陥住宅が無くなるのか疑問です。

一部の悪質業者を除き中小工務店ではお客さんの紹介で仕事をされている事も多いので大多数の建築業者は欠陥はもちろん、クレームの無い住宅づくりに日々努力されています。
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