住宅によく使われる工法は重量鉄骨ラーメン構造とプレハブ住宅(工業化住宅)に多い軽量鉄骨ブレース構造です。
重量鉄骨ラーメン構造は柱が部屋内にでてくるというデメリットがあるのですが、間取りの自由度が他の構造と比較しても最も高く、間口の狭い土地にも対応できます。
軽量鉄骨ブレース構造は、柱は部屋内にでてこないのですが、木造と同じように耐力壁の確保が必要なので、木造と同じ程度間取りに制約が出てきます。
両工法共、建物重量は木造と鉄筋コンクリート造の中間で、床の仕様を軽い物にすると木造にちかくなります。
ラーメン構造は重量鉄骨と同じく間取りが自由であるが、部屋内への柱の出が最も大きい。
壁式構造は部屋内へ柱がでてこないが、間取りの自由度は木造と同じ程度の制約があります。
両工法共、他の構造と比べ不快な振動が少ないなどがあります。建物重量が最も大きいので基礎が建物重量に応じ、大きくなるなどのデメリットもあります。
木造3階建で1階にガレージなど大きな開口部や空間をとりたい時に使われる構造で1階鉄骨造又は鉄筋コンクリート造、2・3階木造がよく使われます。
各構造のメリットを取り入れた構造ですが、鉄骨造・鉄筋コンクリート造と木造部分の接合部がしっかり施工されていないと耐震性能の悪い建物になります。
一般的には木造が安く次に鉄骨造、鉄筋コンクリート造となりますが、施工会社の利益率、企業努力によって変わってきます。
建築基準法は最低限の基準を定めているだけであるので建築基準法を満足しているだけでは良質な住宅とは言えません。
まだまだ建築業者の中には建築基準法を満足していれば良いという会社が多いのが現実です。
住宅産業は最もクレームの多い産業と言われています。クレームで一番多いのが建物の揺れに関する事です。
建築基準法では梁のたわみは1/300と決められていますが、4mの梁では1.34cm、5mでは1.67cmたわむ事になります。これでは不快な揺れがおきても不思議ではありません。
一般の梁では1cm、扉上部の梁では0.5cm以下に納める事をお勧めします。
木造、鉄骨造で風が強い日に建物が揺れるというのをよく聞きますが、建築基準法で定めている数値よりも建物の変形を小さくすれば、不快と感じない程度にまで揺れをおさえる事ができます。
建物は地震時に変形する事によって力を吸収しているので揺れを完全になくすのは無理ですが、自社基準で梁、建物の変形量を建築基準法よりも厳しく設定し、より良質な住宅を供給している会社もあります。
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